老後資金を準備する方法の1つとして、新NISAを活用した資産運用を検討する方が増加傾向にあります。

金融庁「NISA口座の利用状況調査(令和6年9月末時点)」によると、NISA口座数は総数2500万口座を超えており、2024年6月末から3.4%増加していることがわかりました。

しかし、なかには「新NISA制度の内容や仕組みがよくわからない」という方もいるのではないでしょうか?

そこで今回は、新NISA制度について、わかりやすく解説します。

また、50歳から《つみたて投資枠》で「毎月5万円×15年間」積立投資を行った場合、65歳のときにいくらの資産が築けるのか「運用利回り別にシミュレーションした結果」をご紹介します。

1. 新NISA(少額投資非課税制度)とは何か?投資家のメリットとは?

【写真全8枚中1枚目】少額投資非課税制度の「新NISA」。2枚目/新NISA「非課税」のしくみをご紹介

少額投資非課税制度の「新NISA」

出所:Yusuke Ide/istockphoto.com

そもそもNISA(ニーサ)とは、2014年に誕生した資産形成を後押しする少額投資非課税制度です。

1.1 新NISAとは何か

2014年当初は単にNISAと呼ばれ、その後2018年につみたてNISAが登場することで、一般NISAとつみたてNISAとして併存することになりました。

ただ、それぞれが一本化され、2024年には「新NISA」として利用可能となっています。

では、NISAの最大のメリットは何なのでしょうか。

それは、運用で得た「売却による利益(譲渡益)」や「配当金」などが非課税になることです。

通常、利益や配当金には約20%の税金がかかりますが、NISA枠を利用すれば非課税になるため、利益をまるまる受け取ることができます。

新NISA「非課税」のしくみ

新NISA「非課税」のしくみ

出所:金融庁「NISAを知る」

ただし、NISAという制度を利用して投資できる金額や商品には制限があります。NISAの特徴を確認しておきましょう。