総務省「2020年基準 消費者物価指数 東京都区部 2025年(令和7年)2月分(中旬速報値)」によれば、生鮮食品を除く総合指数は前年同月比で2.2%の上昇となっており、2月も物価高が続く状況となりました。

同指数を2024年1月からみると、毎月前年同月比でそれぞれ1.6~2.5%の間で増えており、今年は1月が2.5%、そして2月が2.2%と比較的高い水準となっています。

一方で2025年度の年金受給額は増額となるもマクロ経済スライドの調整により実質的には目減りとなり、少子高齢化の日本では老後年金のみに頼るのは基本的に難しいでしょう。

一昔前に話題になった貯蓄2000万円も、現状をみていると老後のためにはもっと貯蓄を用意したいと思うもの。とはいえ、老後資金のみで貯蓄2000万円を貯めるのは簡単ではありません。

今回は老後を意識し始める40~50歳代と、老後に入る60~70歳代で、その貯蓄額の平均と中央値はいくらになるのかをみていきます。