1.1 標準報酬月額とは?
標準報酬月額とは、給与等を1ヶ月分の報酬に区切りながら区分したもので、社会保険料算定の基礎となります。それぞれの区分を等級と呼びます。
例えば東京都の場合、報酬月額が21万円~23万円の人は「標準報酬月額」が22万円となり、健康保険における等級は18、厚生年金における等級は15に該当します。
この「標準報酬月額」は、4月〜6月の給与額の平均をもとに毎年7月に決定されます。
そして、この中には残業代も含まれるため「この期間に残業すると標準報酬月額があがり、社会保険料が高くなるため、結果的に手取り額が下がって損をする」と言われるようになったというわけです。
ただし、一部で誤解も含まれています。