3. 収支の工夫や資産運用など選択肢は増えている
資産を築く方法はさまざま。収入を増やすことだけを考えても、転職や副業、また現代では長く働く方も増えているので、現役時代から長期的なキャリアプランを考えて長く働き続けることで仕事による収入を得る期間をのばすことも可能です。
支出に関しても、たとえばスマホや電気代、ガス代などはさまざまなプランが選べますから、家庭に合ったプランを選んだり見直したりすることで支出を減らす工夫をすることもできます。
また、2024年から新NISAがはじまり、長期的な資産形成をはじめやすくなりました。
資産運用はお金が働いてくれるので、自身が働けなくなっても運用を続けることは可能です。「働く」のを自分だけでなく、お金にも働いてもらうことで、収入を得る選択肢が増えます。
もちろん資産運用にはリスクがありますから、しっかりと調べた上で自身に合った金融商品や投資方法、金額などを考えることが大切です。
少しの工夫が長期間でみると大きな差になることはあるもの。これを機に家計や資産形成について考えてみてくださいね。
参考資料
- 株式会社野村総合研究所「野村総合研究所、日本の富裕層・超富裕層は合計約165万世帯、その純金融資産の総額は約469兆円と推計」
- J-FREC 金融経済教育推進機構「家計の金融行動に関する世論調査(2024年)」
宮野 茉莉子