3. 国民年金保険料以外の社会保険料の負担状況
国民年金保険料は次年度から引き上げられますが、あわせてすでに引き上げが決定しているものや現在引き上げが検討されているお金もあります。
それぞれどれくらい負担が増える見込みなのか、見ていきましょう。
3.1 国民健康保険料
国民健康保険料は、昨年10月31日に国の社会保障審議会(医療保険部会)にて引き上げが決定されました。
引き上げられるのは加入者全員の保険料ではなく、賦課限度額です。現在はどれだけ収入がある人でも、納付する保険料は最高106万円までです。しかし、次年度からは上限が109万円まで引き上げられます。
負担が増えるのは一部の高所得者に限られます。しかし、限度額の引き上げは3年連続となっており、国保財政の厳しさが浮き彫りになる制度改正でもあるといえるでしょう。