3. 上司への不満が最も多いのは40歳代

株式会社スコラ・コンサルトが2025年1月23日に公開した「組織に関するアンケート調査」によると、上司への不満が最も多いのは40歳代であることがわかりました。

上下の世代からストレスを受けやすいとされる40歳代。

直属の上司への不満として、「部下への仕事の配分が適切でない」「上の役職者の顔色ばかりを気にしている」「部下への教育や助言が不十分」など、10項目中7項目において40歳代が一番多い結果になりました。

こうした部下からの不満を回避するために、中間管理職は仕事の配分を工夫したり、十分な教育をしたりする必要があります。

なお、40歳代が50歳代と接して驚いた・困った経験に関するコメントとして、以下のようなものもありました。

  • 上司の仕事の進め方が時代にあっておらず、休日出勤や残業等も正社員なら当たり前という考え方を未だに持っている。
  • 自分の成功体験を元に話をしたがる、また強要する。
  • 管理職にリモートワークはサボる人がやるものと言われて驚いた。
  • メールでのやり取りをしないで、電話で連絡を取るように指示された。
  • 人前で怒鳴る。
  • PCの操作をなかなか覚えない。
     

仕事の進め方やハラスメントに関わるものなど、さまざまです。

価値観に関わる部分は解決が難しく、会社計画や業績アップを狙いながらの調整となるので、ストレスに感じる中間管理職もいるかと思われます。

その分の役職手当がついているため、時代に合った上手な調整が求められています。