【おひとりさまの貯蓄額】40歳代～50歳代「貯蓄の平均額」はいくら？手取り収入から預貯金へ振り分ける割合も 【最新データ】から同じ世代のお金事情をチェック

4. 【40歳代～50歳代おひとりさま世帯】いくら貯めたい？金融資産目標残高

最後に、同資料からみんなの「金融資産目標残高」を見ていきましょう。

4.1 年代別の金融資産目標残高：平均値・中央値

• 40歳代：3336万円・1000万円
• 50歳代：2841万円・1000万円
   

中央値はどちらも1000万円に。金融資産の保有目的（金融資産を保有していない世帯を含む）は、 「老後の生活資金」がどちらも52％超えで高くなりました。

5. まとめにかえて

40歳代～50歳代の貯蓄について深堀しました。

「他の人の貯蓄なんか気にしても仕方ない」という方もいるでしょう。もちろん平均値ではなく、個人の状況に応じた資産形成が必要です。

ただし、自分自身の資産状況や「毎月いくら貯蓄に回しているか」など、正確に把握できていない方も多いのではないでしょうか。

生活費、収入、居住地、理想の老後などによって異なるお金事情だからこそ、長期のライフプランニングが必要になります。

これまであまり老後資金について考えていなかったいう方は、こちらのデータをきっかけとして、自身の目標を立てることから始めてみてはいかがでしょうか。

参考資料

• J－FREC 金融経済教育推進機構「家計の金融行動に関する世論調査（2024年）」

太田 彩子