60歳以上のおしゃれなファッションを発信する「@ruthiebeeeeee」さんが投稿した「スカーフが映えるカーディガン×デニムコーデ」の写真がInstagramで注目を集めています。
投稿された動画は執筆時点で約50いいねされるなど話題となっています。
そこで、LIMO編集部は「@ruthiebeeeeee」さんに許可をいただき、ファッションの注目ポイントをご紹介!
また記事中では、65歳以上の貯蓄と家計のリアルについても解説します。
※投稿の画像は【写真】リンクをご参照ください。
※今回ご紹介する投稿は、投稿者様の掲載許可を頂いております。
- ベーシックなアイテムを素敵に着こなす、カーディガン×デニムのリラックスコーデ
- 顔まわりを明るく彩りコーデをおしゃれに引き立てる、鮮やかなスカーフのアクセント
- 高齢者の暮らしはどんな感じ?65歳以上の貯蓄と家計のリアル
1. 年齢にとらわれない!SNSで輝く「海外マダム」たちの影響力
近年、InstagramなどのSNSでは、60代以上の女性たちが自身のリアルなファッションやライフスタイルを発信し、世界中のユーザーから熱狂的な支持を集める現象が起きています。彼女たちは「グランフルエンサー(祖父母世代のインフルエンサー)」とも呼ばれ、ファッション業界においても無視できない存在となっています。
こうしたシニア世代のファッション発信が世界中で支持を集めている背景には、主に次の3点があります。
- 等身大のリアリティ:プロのモデルではなく、シワや白髪といったありのままの姿で、日常着をおしゃれに着こなす姿が「自分も真似できそう」という共感を生んでいます。
- 「アンチエイジング」から「ポジティブエイジング」へ:若く見せること(若作り)にこだわるのではなく、年齢を重ねた今の自分を最大限に楽しむ姿勢が、若い世代にとっても新しい憧れのロールモデルとなっています。
- 手持ちアイテムを活かす着回し力:トレンドをただ追うのではなく、長年愛用しているデニムやヴィンテージのスカーフなどを巧みに組み合わせる「自己流のスタイリング術」が、サステナブルな観点からも評価されています。
SNSは今や、世代や国境を越えて「自分らしく豊かに歳を重ねるヒント」を分かち合う場として機能しています。
2. シンプルなデニムコーデが華やぐ、差し色スカーフの着こなし
ブラウン系のニットカーディガンとブルーデニムを合わせたコーデを披露した@ruthiebeeeeeeさん。
ゆったりとしたカーディガンにカジュアルなデニムを合わせ、肩の力が抜けたリラックス感を演出しています。
ベーシックなアイテムをシンプルにまとめた、こなれ感たっぷりの着こなしです。
コーデのアクセントは、首元に巻いた鮮やかなイエロー系のスカーフ。
ブラウンのカーディガンとブルーデニムの落ち着いた着こなしに明るい色をプラスすることで、顔まわりもパッと華やかな印象に!
黒のサングラスもアクセントになり、シンプルなコーデをおしゃれに引き立てる小物使いが素敵ですね。
@ruthiebeeeeeeさん、ご協力ありがとうございました!
3. スカーフ1枚で劇的に変わる!配色の妙とスタイルアップの構造
ベーシックなデニムとカーディガンの組み合わせがこれほど洗練されて見える裏には、計算された色彩バランスと視覚効果が存在します。ブラウンのカーディガンにブルーのデニムという落ち着いた色合いの中に、鮮やかなイエロー系のスカーフを投入するスタイリングは、ファッションデザインの観点から見ても非常に理にかなっています。
このようなスカーフの取り入れ方には、以下のような視覚的メリットがあります。
- 補色による引き締め効果:ブルー(デニム)とイエロー(スカーフ)は色彩学において反対色(補色)に近い関係にあり、お互いの色を鮮やかに際立たせ、コーディネート全体にメリハリを生み出します。
- 視線誘導によるスタイルアップ:首元など高い位置に目を引く色や柄(アクセントカラー)を配置することで、他者の視線が自然と上へ向かい、全体のシルエットをすっきりと縦長に見せる効果があります。
- 顔まわりのトーンアップ:顔のすぐ下に明るいイエロー系を持ってくることで、レフ板のような役割を果たし、表情を明るく華やかに見せてくれます。
特別な服を買い足さなくても、小物の「色と配置」の構造を意識するだけで、いつものカジュアルウエアがぐっと洗練された印象に変わります。
4. 著者からの一言コメント
私自身、デニムは普段からよく穿きますが、「なんだか普通にまとまりすぎたかも」と感じることも。そんなときに参考にしたいのが、今回のような小物使いです。新しい服を買い足さなくても、スカーフやアクセサリー、サングラスなどをひとつプラスするだけで、いつものコーディネートを新鮮な印象に変えられそうです。
たとえばスカーフなら、春は明るい色、秋は深みのある色など、季節に合わせて色や柄を変えるのもワクワクしますね。
ベーシックな服だからこそ、小物次第で着こなしの幅はぐっと広がります。「いつものコーデを少し変えたい」と感じたら、皆さんもぜひ手持ちの小物を取り入れて、自分らしいおしゃれを楽しんでみてはいかがでしょうか。
5. 「おしゃれを楽しむゆとり」を支える老後の生活基盤
今回ご紹介した海外マダムのように、年齢を重ねても自分らしいスタイルを見つけ、日々のファッションを心から楽しむ姿はとても魅力的です。小物使いひとつで気分を変える工夫は、私たちの毎日に大きな活力と彩りを与えてくれます。
しかし、こうした「心豊かで充実したシニアライフ」を心置きなく楽しむためには、日々のささやかなお出かけや買い物を支える「経済的な基盤」がしっかりと整っていることが大前提となります。将来の家計に対する不安があっては、趣味やおしゃれを純粋に楽しむ余裕は生まれにくいものです。
では、現代のシニア世代は実際のところ、どのような資金計画や家計状況のもとで生活を送っているのでしょうか。ここからは、最新の統計データをもとに、65歳以上のリアルな「お金事情」について紐解いていきます。
6. おしゃれを楽しむ余裕はある?65歳以上の貯蓄と家計のリアル
いくつになってもおしゃれを楽しむには、日々の家計に無理のない余裕があることが前提になります。
その目安となるのが老後の貯蓄額や年金収入です。
65歳以上無職夫婦世帯の「平均貯蓄額は2494万円」ですが、これはあくまで無職世帯に限った数字です。
有職世帯を含めた65歳以上世帯全体で見ると、状況は少し異なります。
有職世帯を含めた65歳以上の二人以上世帯では、平均貯蓄額は2564万円です。しかし、より実態に近いとされる中央値(貯蓄ゼロ世帯を除く)は1777万円となり、平均値と約790万円もの開きがあります。貯蓄額の分布を見ると、2500万円以上の貯蓄を持つ世帯が全体の36.3%を占める一方で、300万円未満の世帯も14.9%存在します。このことから、一部の貯蓄額が非常に多い世帯が全体の平均値を押し上げている構造が分かります。
「中央値は1777万円」にとどまり、平均値ほどの余裕がない世帯も少なくないのが実情です。
年金は厚生年金が「平均15万289円」、国民年金が「5万9310円」で、夫婦世帯の毎月の収支は「4万2000円の赤字」というデータもあります。
無理のない範囲でおしゃれを楽しみ続けるためにも、一度自分の家計と照らし合わせて確認しておいてもよいかもしれませんね。
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参考資料
ひぐち えみ

