2024年12月に公表された公的データによると、40歳代~50歳代おひとりさま世帯の金融資産の保有目的(金融資産を保有していない世帯を含む)は、「老後の生活資金」と答えた世帯が52%超えで高くなりました。
そろそろ老後資金について気になるという方もいるでしょう。
単身世帯はある程度貯蓄計画も立てやすいですが、自分と同世代の人はどれほど貯蓄できているのか気になるものです。
最新データをもとに、年代別の貯蓄額を深堀していきましょう。
記事の中では、「手取り収入から預貯金へ振り分ける割合」についても年代別に解説します。
1. 【最新】40歳代~50歳代「貯蓄はいくら貯めてる?」
J-FREC 金融経済教育推進機構が公表する「家計の金融行動に関する世論調査(2024年)」より、40歳代~50歳代・おひとりさま以上世帯の貯蓄(金融資産を保有していない世帯を含む)を確認します※貯蓄額には、日常的な出し入れ・引落しに備えている普通預金残高は含まれません。
1.1 【40~50歳代】貯蓄額の平均値
- 40歳代:883万円
- 50歳代:1087万円
1.2 【40~50歳代】貯蓄額の中央値
- 40歳代:85万円
- 50歳代:30万円
50歳代の平均値は1087万円となっているものの、中央値に着目すると30万円です。
なお、ここには日常的な出し入れ・引落しに備えている普通預金残高は含まれませんが、同資料では「平均手持ち現金残高」が40歳代で53万円、50歳代で44万円となりました。
続いて、「貯蓄額ごとの世帯割合」を見ていきましょう。