4. 取材を終えて

どのファンドを選ぶべきかは個人の資産計画次第

投資先に悩む図

出所:lukpedclub/iStock

iDeCoの運用資産残高が1400万円を突破したRさんに、初心者・中級者・上級者のそれぞれの投資ステージに合わせた投資信託の活用方法や選び方をインタビューしていきました。

アドバイスからも分かるように、運用スタイルや投資の目的によって、適した投資信託は異なります。

自分のリスク許容度や資産形成の目的をしっかりと見極めた上で商品を選ぶことが、自分に合った運用を実現するための鍵と言えるでしょう。

ただし、今回の内容は、あくまでRさん自身の経験や考え方に基づくアドバイスです。投資のスタイルや判断基準は人それぞれ異なりますので、この記事を参考の一つとして、自分自身に合った運用方法をじっくりと考えてみてください。

5. ご参考

iDeCoとは、どのような制度なのか、ここで簡単にご説明します。

iDeCoとは個人型確定拠出年金のことを差します。公的年金(国民年金・厚生年金)とは別に、給付を受けられる私的年金制度の一つです。

企業型確定拠出年金と異なり、加入は任意で、加入の申込、掛金の拠出、掛金の運用の全てをご自身で行います。

掛金とその運用益との合計額をもとに給付を受け取ることができますが、60歳になるまで、原則として資産を引き出すことはできません。

iDeCoの概要を図で理解しよう

iDeCoの概要図

出所:厚生労働省「iDeCoの概要」

参考資料

三石 由佳