iDeCo（イデコ）で運用資産残高が1400万円を超えた人はどの投資信託をすすめるのか？元銀行員がインタビュー

3. 投資ステージ別に見る、おすすめの投資信託は何か

ー 最後に、投資ステージ別のおすすめの投資信託を教えてください

3.1 初心者・中級者向けのおすすめ投資信託

初心者や中級者には、まずは外国株式投資信託の1種類に絞って投資を始めることをおすすめします。

外国株式の投資信託は、地域や国を分散して投資する仕組みが多く、比較的安定したリターンを狙えるため、初心者にとってわかりやすい選択肢です。

初心者や中級者にとって、投資先を増やしすぎると管理が複雑になるため、投資対象をシンプルに保つことが成功への近道です。外国株式投資信託1本に集中することで、運用状況を把握しやすく、投資の基本を学ぶ良い機会となるでしょう。

日本株への投資については、興味がある場合に少額から始める程度で問題ありません。

3.2 上級者向けのおすすめ投資信託

上級者には、株式と純金、そしてキャッシュをバランスよく配分する方法が適しています。

株式は、長期的に見てリターンを生みやすい資産です。一方、純金は株式市場が不安定なときにリスク分散の役割を果たし、資産全体の安定性を高めることができます。

さらに、キャッシュ（現金）を一定割合保持しておくことで、市場の急激な変動に備える余裕を持てます。

上級者の場合、これらの資産の配分を適切にコントロールすることが鍵となります。