年金を「平均の2倍である約29万円」受給する人はごくわずか?老後生活への備え
【高額年金受給者】現役時代の年収いくらだった?
KPG-Payless/shutterstock.com
2025年1月9日、厚生労働省は2024年11月の毎月勤労統計調査を発表しました。米や野菜などの食品の価格上昇などの影響で、実質賃金は4カ月連続のマイナスという結果になっています。物価高騰の波が収まらない中、シニア世代の年金生活事情はどのようになっているのでしょうか。
本記事では、老後の収入の柱となる公的年金の受給額や、「平均の2倍である約29万円」を受給する人の割合について確認していきます。
どれほどの年収があれば、高額年金受給者を目指せるのでしょうか。
記事の後半では、ゆとりある老後生活を送るために重要な資産形成の考え方ついても触れていきます。
1. 日本の公的年金制度を振り返る「厚生年金と国民年金」とは
高額年金受給者を見ていく前に、まずは日本の公的年金制度を整理しましょう。
「厚生年金と国民年金」があり、このうち厚生年金に加入していない場合は高額受給を目指すことが困難だからです。
著者
2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)/元銀行員
ファイナンシャルアドバイザー。秋田県秋田市出身。宇都宮大学教育学部卒業後、株式会社栃木銀行に入行。主に個人リテール業務へ従事。若年層から富裕層まで幅広い世代へ投資信託・保険を中心に総合的なライフプランニングを行ってきた。リテール営業行員内で上位の成績を保ち、全行員内1位の成績を収める。また、社内教育にも尽力し、人材育成にも携わる。
現在は金融IT企業で個人向け資産運用のコンサルティング業務を行う。一種外務員資格(証券外務員一種)、2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)を保有。また、専門家と実務家が発信する金融経済ニュースサイト「LIMO&ファイナンス」でも執筆を行う。(2026年7月11日更新)