4. 「申請しないともらえない」年金生活者支援給付金の手続き

年金生活者支援給付金を受け取るためには申請が必要です。通常の「年金の受け取り」にも手続きが必要ですが、これとは別に請求が必要です。

これから年金を新規申請する人の場合、老齢基礎年金の請求書と併せて給付金請求書が送られてきます。同封された給付金請求書に記載事項を記入した上で、老齢基礎年金の請求書と一緒に提出しましょう。

年金受給中の人が、新たに年金生活者支援給付金の対象となるケースもありますね。この場合、毎年9月1日以降に日本年金機構から郵送される「年金生活者支援給付金請求書(はがき型)」に必要事項を記入して返送する必要があります。

この手続きは一度おこなうと受給要件を満たす限り、2年目以降の手続きは原則不要です。

ただし、繰上げ受給の有無など、個々の年金状況により、請求書の書式や対応が異なる場合もあります。ご自身の手続きについて疑問点がある場合は、お近くの年金事務所や窓口に相談なさるすることをおすすめします。

次に、最新の厚生労働省のデータをもとに、今のシニア世代が受け取る国民年金や厚生年金の平均月額や個人差について見ていきます。