1.2 【単身世帯・50歳代の貯蓄割合】貯蓄ゼロ世帯は38.3%

金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査」によると、50歳代・単身世帯の貯蓄割合は下記のとおりです。

【50歳代の貯蓄割合】単身世帯

【50歳代の貯蓄割合】単身世帯

出所:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査」をもとに筆者作成

【50歳代・単身世帯の貯蓄割合】

  • 金融資産非保有:38.3%
  • 100万円未満:11.2%
  • 100〜200万円未満:5.2%
  • 200〜300万円未満:2.7%
  • 300〜400万円未満:3.6%
  • 400〜500万円未満:3.8%
  • 500〜700万円未満:4.6%
  • 700〜1000万円未満:5.5%
  • 1000〜1500万円未満:4.9%
  • 1500〜2000万円未満:4.1%
  • 2000〜3000万円未満:4.4%
  • 3000万円以上:9.3%

二人以上世帯と単身世帯ともに、貯蓄2000万円以上を持つ世帯は全体の約1割程度となっています。

一方で、金融資産を持たない「貯蓄ゼロ」の世帯が多く、二人以上世帯で約3割、単身世帯では約4割に達しています。

50歳代においては、貯蓄ゼロ世帯が貯蓄2000万円以上の世帯数を大きく上回っているのが現状で、老後資金の準備が進んでいる世帯と、そうでない世帯との格差が広がっていることがうかがえます。