2. 退職後の確定拠出年金(企業型DC)の手続き

確定拠出年金(企業型DC)に加入していた方が退職した場合、確定拠出年金(企業型DC)の手続きには、主に次の方法があります。

【写真全4枚】1枚目/《早見表》移換前に加入していた制度ごとの移換可能先、2枚目/iDeCoへ移換する際の「金融機関選び」3つの着眼点

《早見表》移換前に加入していた制度ごとの移換可能先

出所:iDeCo公式サイト「就職(転職)・退職された方へ」

  • 転職先の確定拠出年金(企業型DC)に加入する
  • iDeCoに加入する
  • 脱退一時金を受け取る

2.1 転職先の確定拠出年金(企業型DC)に加入する

転職先の企業に確定拠出年金(企業型DC)があれば、これまで積み立ててきた年金資産を移換可能です。

退職すると、金融機関から確定拠出年金の口座についての資料が送付されます。転職先の企業に確定拠出年金の口座を保有していることを報告し、担当者の指示に従って、「資産移換依頼書」などの書類を新しい金融機関へ提出します。

なお、企業によって確定拠出年金(企業型DC)で取り扱っている運用商品が異なるため、新しい勤務先の運用商品の中から選び直す必要があります。