高等教育を希望する学生や保護者にとっては、進学にかかる費用は大きな関心事項です。
奨学金の制度を利用するか検討をする家庭も数多くあるでしょう。
そこで本記事では、「理系女子」、通称「リケジョ」対象の奨学金制度を設けている団体2選をご紹介します。
まず初めに、国内最大の奨学金サイト「ガクシー」が紹介している民間企業の奨学金の中から、理工系分野を専攻する女子学生対象の奨学金を給付する団体の中から、注目の団体2選をご紹介していきます。
すでに募集は締め切られている奨学金ではありますが、過去の実績から、来年度も引き続き募集が行われる可能性がある団体の奨学金制度です。
過去の実績・給付内容をあらかじめ確認しておけば、該当団体のホームーページなどで新規に募集があった場合、慌てずに申し込みの準備しておくことも可能です。
※今回ご紹介する奨学金の情報は、これまで奨学金給付実績のある団体の奨学金です。今後の奨学金制度の継続有無については、各団体のホームページなどを必ずご確認ください。
1. 【リケジョ対象の奨学金2選・その1】ソニーグループ株式会社「SONY STEAM GIRLS EXPERIENCE奨学金プログラム」
まずは、日本発祥の世界的な多国籍コングロマリット企業「ソニーグループ株式会社」より、「SONY STEAM GIRLS EXPERIENCE奨学金プログラム」をご紹介します。
1.1 ソニーグループ株式会社「SONY STEAM GIRLS EXPERIENCE奨学金プログラム」
以下、2024年度の実績のご紹介です(現在は申込締め切り済)
【対象の課程】大学,大学院
【応募者の地域条件】地域の制限なし
【奨学金の種類】給付型
【支給人数】10人
【支給金額/人】120万円 授業料相当額(最大120万円/年)
【支給期間】在学する大学・大学院 修士課程(博士前期課程)の修了日までの期間(学士の場合は4年間、修士(博士前期課程)の場合は6年間)
【成績制限】なし
【所得制限】なし
【修学支援制度との併用】不可
【他の給付型との併用】不可
【専攻分野】理工系
【専攻分野の詳細】大学の理工系およびそれに準ずる学部・学科の1年、高等専門学校から進学し3年次に在籍する女性
【資格・条件】※下記の条件は2024年度募集要項によります
応募時点で日本国内の大学の理工系及びそれに準ずる学部・学科の 1 年次もしくは高等専門学校から進学し 3 年次に在籍し、以下の条件に当てはまる方。
(1)日本に居住している方
(2)性自認もしくは戸籍上の性別が女性の方
(3)大学に入学以降、奨学金または奨学助成金を受け取ったことがない方もしくは今後受け取る予定がない方
【募集団体】ソニーグループ株式会社
※参考まで【2024年度奨学金概要】SONY STEAM GIRLS EXPERIENCE奨学金プログラム
2. 【リケジョ対象の奨学金2選・その2】公益財団法人山田進太郎D&I財団 「STEM(理系)高校生女子奨学金」
続いてご紹介する「STEM(理系)女子奨学助成金」は、これまでに日本全国の中高生女子約1200名に支給してきた実績のある奨学金です
2.1 公益財団法人山田進太郎D&I財団 「STEM(理系)高校生女子奨学金」
以下、実績のご紹介です(現在は申込締め切り済)
【対象の課程】高等学校,高等専門学校
【応募者の地域条件】地域の制限なし
【奨学金の種類】給付型奨学金
【支給人数】500人程度
【支給金額/人】10万円(採用後に一括で給付)
【支給期間】1回限り
【成績制限】なし
【所得制限】なし
【修学支援制度との併用】可能
【他の給付型との併用】可能
【専攻分野】STEM(理系)分野
【専攻分野の詳細】4月に高校新2・3年生の方
【資格・条件】※下記の条件は2024年度(締め切り済)の募集要項によります
応募時点で日本国内の高等学校または高等専門学校に在籍し、以下の1〜3の条件に当てはまる方。
1. 以下のいずれかの方
1-1. 2024年4月時点で高等学校の1,2年生の方で、STEM(理系)分野への大学進学を考えている方※STEM(理系)分野の大学を受験することについて、まだ決定しておらず迷っている方も応募可能です。
1-2. 2024年4月時点で高等専門学校の1,2年生の方で、2025年度も高等専門学校に在籍予定の方。
2. 女性(性自認もしくは戸籍上の性別が女性)の方3. 過去に、本財団の奨学金または奨学助成金を受け取ったことのない方
【募集団体】公益財団法人山田進太郎D&I財団
※参考まで【奨学金概要】2024年度 山田進太郎D&I財団 STEM(理系)女子奨学助成金
いかがでしたでしょうか。理系女子対象の奨学金2選、過去の実績についてご紹介いたしました。
奨学金の情報をホームーページなどで随時チェックし、資料や必要な書類を確認しておくこともおすすめします。
本記事でご紹介した以外の奨学金の情報を知りたい方は、奨学金情報が数多く掲載されている「ガクシー」のサイトをご確認いただくのもおすすめです。
3. 【一覧表】2023年度「人気給付奨学金ランキング」ベスト5
近年、返済の必要がない「給付型」奨学金が増えています。
ここで株式会社ガクシーが2023年に発表した「給付奨学金」のランキングベスト5をご紹介しましょう。
このランキングは、ガクシーにおいて、2023年に募集された給付奨学金の中から「支給人数」および「1人あたりの支給金額」に加えて「対象の制限が少ない」奨学金、且つガクシーのサイトで人気があるものを、ガクシーの編集部がピックアップしたものです。
3.1 1位 公益財団法人日本教育公務員弘済会 - 日教弘給付奨学金_2023年度
圧倒的な支給人数と、専攻分野に制限なく、多くの高校生が対象になることから1位にランクインです。
対象:高校生
支給人数:8,764人 ※令和4年度実績
支給期間:採用後に一括給付
支給金額:50万円以内
3.2 2位 公益財団法人キーエンス財団 - 2023年度給付型奨学生
支給人数の多さに加えて学業成績や家庭の所得制限、専攻分野の制限がなく、多くの学生へ奨学金の需給機会を提供している点がランクインのポイントになりました。
対象:大学進学
支給人数:600名程度
支給期間:4年間(最短修業年限)
支給金額:480万円 月額10万円(年額120万円)
3.3 3位 独立行政法人 日本学生支援機構(JASSO) - 海外留学支援制度
日本の大学生へ留学する際の経済的な支援を目的とした国費による奨学金。成績や家庭の所得制限などはあるものの、実費分を含めた支給総額が多いことが特徴として挙げられます。
対象:大学生の海外留学
支給人数:学部78名、大学院151名
支給期間:学部学位取得型は原則4年間、修士コース2年、博士コース3年間
支給金額:
【学部】 奨学金:月額5万9000円~11万8000円・授業料:年度300万円を上限とする実費額
【大学院】奨学金:月額8万9,000円~14万8000円・授業料:年度300万円を上限とする実費額
3.4 4位 公益財団法人業務スーパージャパンドリーム財団 - 公益・派遣留学奨学生_2023年度
官民協働で運営する奨学金制度です。学生自身が設定した留学プログラムに対し、その計画費用を支援しています。
対象:大学生の海外留学
支給人数:700名
支給期間:原則12ヶ月以内
支給金額:月額15万円〜20万円
3.5 5位 文部科学省 - トビタテ!留学JAPAN 新・日本代表プログラム_2023年度
一時的な経済支援を提供する奨学金です。学業成績や家庭の所得制限、専攻分野の制限、他の奨学金等との併用の制限がなく、自由度の高い奨学金であることが特徴です。
対象:高校生および大学生の海外留学
支給人数:高校生580名、大学生225名
支給金額:留学にかかる費用の一部支援(家計基準により支給額が異なる)
いかがでしたでしょうか。
「奨学金イコール借金」のイメージがまだまだ強い奨学金ですが、給付型の奨学金であれば、卒業後に返済の心配をすることなく、学業や仕事に専念することが可能です。
また少し前の奨学金制度に比べると、公的なものや民間、官民協働など、多種多様な奨学金事業が充実してきています。
経済的な理由で進学を断念することがないように、奨学金を積極的に検討していきたいですね。


