高等教育を希望する学生や保護者にとっては、進学にかかる費用は大きな関心事項です。
奨学金の制度を利用するか検討をする家庭も数多くあるでしょう。
そこで本記事では、現在募集中の給付型奨学金、そして支給人数が多い給付型奨学金を一覧でご紹介します。
まず初めに、国内最大の奨学金サイト「ガクシー」が紹介している奨学金の中から、「11月でも申し込み可能な給付型の奨学金」人気の2事業をご紹介していきます。
※今回ご紹介する奨学金の情報は、公開時に締め切りまでが7日以上あるものです。そのため、閲覧時点においては、希望される奨学金の募集がすでに締め切られている場合がございます。また各種情報や条件についても変更になっている場合がございます。あらかじめご了承ください。
1. 【奨学金】2024年11月でも申し込み可能な「給付型奨学金」2選
2024年11月でも申し込み可能な給付型奨学金、人気の2事業をご紹介します。
1.1 【11月でも申し込み可能な給付型奨学金】学校法人日本財団ドワンゴ学園「日本財団ZEN大学奨学金(2025年度)」
【対象の課程】大学
【応募者の地域条件】地域の制限なし
【奨学金の種類】給付型奨学金(授業料減免)
【申込み期間】
1次募集:2024年11月12日14時~2024年12月22日23時59分まで
2次募集:2024年12月23日0時~2025年4月30日23時59分まで
【支給人数】最大500人
【支給金額/人】年間授業料(38万円)を全額免除
※入学初年度は、入学検定料(3万円)および入学金(3万6千円)も全額免除
【支給期間】1年限り
※2年次以降も本奨学生として学費免除が適応されるためには、翌年度の奨学生募集に応募し、審査を通過する必要があります。
【成績制限】なし
【所得制限】あり
【修学支援制度との併用】ー
【他の給付型との併用】可能
※ZEN大学独自の奨学金(特待奨学生支援制度等)との併用も可能。その他団体による奨学金との併給について、ZEN大学側では制限を設けていない。
【専攻分野】専攻分野の指定なし
【専攻分野の詳細】ー
【資格・条件】以下の1〜4の条件に全て該当する者。
1. ZEN大学学生募集要項(2025年4月入学)に記載の入学資格を満たす者。
2. 日本国籍を有する者、特別永住者、または、出入国管理及難民認定法の別表第二に規定される在留資格(永住者、定住者、日本人(永住者)の配偶者・子)を有する者。
3. 本学への入学を強く希望し、本学で学び、卒業する意欲のある者。
4. 生計維持者(学生の学費・生活費を支払う者)の「最新(令和6年度(令和5年中))の所得証明書」記載の収入・所得金額を合算した世帯収入下記の者。※複数種類の収入・所得ある場合、合算して総合的に判定します。
【募集団体】学校法人日本財団ドワンゴ学園(ZEN大学)
【奨学金概要】日本財団ZEN大学奨学金 募集要項(2025年4月入学版)
次に、あの日本発・ファストファッションの設立者が創設した財団の奨学金事業をご紹介します。
2. 【奨学金】あの「ユニクロ」の設立者が創設した財団が奨学金事業
最後に、あのファストファッションブランド「ユニクロ」設立者、柳井正氏が創設した財団の奨学金事業をご紹介します。
2.1 【11月でも申し込み可能な給付型奨学金】公益財団法人柳井正財団「公募制学校推薦米国大学奨学金(合格型)2024年度」
【対象】大学
【応募者の地域条件】地域の制限なし
【奨学金の種類】給付型奨学金
【申込み期間】2024年12月18日(水)~2025年1月21日(火)17:00(日本時間)
【支給人数】20人(米国・英国合わせて年間20名程度)
【支給金額/人】5960万円(年間10万アメリカドル≒1490万円を上限とする)
※1ドル149.05円で計算(2024.10.15時点)
【支給期間】大学卒業までの通算4年間
【成績制限】あり
【所得制限】あり
【修学支援制度との併用】ー
【他の給付型との併用】国内の他の給付型奨学金を受給していない者。但し、国内外の返済義務のある奨学金、海外の給付型奨学金、奨学金に該当しない使途の支援金等(研究助成金、起業資金、行政による一時交付金等)との併給は可とする
【専攻分野】専攻分野の指定なし
【専攻分野の詳細】在学生
【資格・条件】
本奨学金プログラムに応募するためには、以下の(1)~(8)の全てを満たす必要があります。なお、当財団は、応募者が以下の(1)~(8)の全てを満たしているかについて、当財団が指定する書類・資料の提出を求めることができ、当財団の自由な裁量により判断することができるものとします。
(1)将来、グローバルな知見を持って各分野をリードし、日本社会の発展に貢献し得る資質を持つ者
(2)在学期間中を通じて日本国籍を有する者
(3)国内の他の給付型奨学金を受給していない者。但し、国内外の返済義務のある奨学金、海外の給付型奨学金、奨学金に該当しない使途の援金等(研究助成金、起業資金、行政による一時交付金等)との併給は可とします。
(4)当財団の奨学金を4年間(英国は原則3年)受給することに合意した者*イギリスの大学進学者で3年間を超える期間の奨学金については大学やコースの特性等を勘案の上、4年間を上限に個別に当財団が判断いたします。
(5)当財団が企画する広報活動、コミュニティ構築等に協力することが出来る者
(6)本奨学金プログラムの対象大学に入学できる学力、資質等を備え、原則20歳以下で、2024年9月以降に高校を卒業し、2025年9月の入学を目指す者※高校とは下記の教育機関を指します。
・日本国内の高等学校
・日本国内の中等教育学校後期課程
・日本国内の高等専門学校
・インターナショナルスクール
・上記に準ずる海外の教育機関
ただし、日本国内の高等専門学校に在籍している方は2024年度において3年修了見込みの者。
(7)本奨学金プログラムへの出願時点で、語学試験としてTOEFLまたはIELTS等、及び、学力試験として原則SAT、ACTまたはIB等のスコアを保持している者。※スコアを保持していない場合もご応募いただけます。
(8)本プログラムに応募した学生の世帯構成員による家計支持者の所得が2023年度(2022年分)と2024年度(2023年分)のそれぞれにおいて以下の基準(a)を満たす者。 所得金額については、以下の提出書類(b)の金額で判断を行います。
(a)基準家計支持者の所得が2,700万円以下※所得には、例えば退職所得などの給与所得以外の所得も含まれます。
(b)提出書類当財団の指示に従い下記の書類を提出して下さい。
日本居住者:2023年度(2022年分)と2024年度(2023年分)の課税証明書
海外永住者:2022年分と2023年分の年収と所得が確認できる書類(例:米国の場合はFORM1040)
海外駐在者:下記①と②に記載の書類
①2022年分と2023年分の申告書及び勤務先が発行する年収の証明書(会社の印鑑が押印されている証明書)。海外赴任により、海外勤務手当等が加算されている場合は、海外勤務手当等を除き、日本で働いた場合の2022年分と2023年分の各年分の年収証明書※年収とは賞与を含みます。
②2022年分と2023年分において給与以外の収入がある場合は、その収入が確認できる書類と念書。給与以外に収入がない場合は、その旨を記載した念書
※家計支持者とは、応募者の学費や生活費を負担する人のことを意味し、例えばご両親の双方が該当いたします。
※応募時に資料の提出は求めませんが、最終面接前に課税証明書やパスポート等、上記の応募資格・条件を満たしているかを確認できる書類を提出いただきます。書類取得に時間が要するものもございますので、事前にご準備をしていただけますようお願い致します。
米国
【University】27大学
Brown University / California Institute of Technology / Carnegie Mellon University / Columbia University / Cornell University / Dartmouth College / Duke University / Georgetown University / Georgia Institute of Technology / Harvard University / Johns Hopkins University/ Massachusetts Institute of Technology / New York University / Northwestern University / Princeton University / Rice University/ Stanford University / University of California, Berkeley / University of California, Los Angeles / University of California, San Diego / University of Chicago / University of Illinois Urbana-Champaign / University of Michigan-Ann Arbor / University of Pennsylvania / University of Washington / Vanderbilt University / Yale University
【Liberal arts college】20大学
Amherst College / Barnard College / Bowdoin College / Carleton College / Claremont McKenna College / Colgate University / Davidson College / Grinnell College / Hamilton College / Harvey Mudd College /Haverford College / Middlebury College / Pomona College / Smith College / Swarthmore College / Vassar College / Washington and Lee University / Wellesley College / Wesleyan University / Williams College
英国
7大学
Imperial College London / King's College London / London School of Economics and Political Science / University College London / University of Cambridge / University of Edinburgh / University of Oxford
予約型
※【米国・英国共通】上記以外の大学に進学される場合は奨学金支給の対象となりませんのでご注意ください。
※【英国のみ】大学進学準備コースは対象外とします。
合格型
※【米国・英国共通】上記以外の大学(米国内または英国内の大学に限る)については、上記大学と教育水準が同程度と当財団が判断した場合は、これを認めます。上記以外の大学を認めるか否かの結果は、最終面接後に通知します。
※【英国のみ】大学進学準備コースは対象外とします。
【募集団体】公益財団法人柳井正財団
【奨学金概要】公益財団法人柳井正財団公募制米国大学奨学金(合格型)2024 年度(第 9 期)応募要項」
いかがでしたでしょうか。
11月でもまだ受付中の人気の給付型奨学金2選をご紹介しました。
本記事でご紹介した以外の奨学金の情報を知りたい方は、奨学金情報が数多く掲載されている「ガクシー」のサイトをご確認いただくのもおすすめです。
3. 【一覧表】「支給人数が多い」給付奨学金5選
近年、返済の必要がない「給付型」奨学金が増えています。
ここで株式会社ガクシーHPにて紹介されている「支給人数が多い」給付奨学金をご紹介しましょう。
このランキングは、ガクシーにおいて紹介されている給付奨学金の中から「支給人数が多い」奨学金を、ガクシーの編集部がピックアップしたものです。
※記事が公開された時点ですでに今年度の募集期間が終わっている奨学金もあります。予めご了承ください。
3.1 公益財団法人日本教育公務員弘済会 日教弘給付奨学金(2024年度)
- 対象:高等学校等
- 支給人数:8764人 ※令和4年度実績
- 特徴:圧倒的な支給人数と、専攻分野に制限なく、多くの高校生が対象になる給付型奨学金です。
3.2 公益財団法人キーエンス財団 2024年度「がんばれ!日本の大学生」応援給付金
- 対象の課程:大学(在学生)
- 支給人数:2000名程度
- 特徴:新2、3、4年生となる大学生が対象。公益財団法人キーエンス財団が「日々頑張っている大学生を応援したい」との思いから2020年にスタートした給付型奨学金です。
3.3 公益財団法人キーエンス財団 給付型奨学金(2024年度)
- 対象:大学新入生(4年制の学科・学部)
- 支給人数:600名
- 特徴:同上の公益財団法人キーエンス財団が募集。こちらじゃ全学部対象、新大学1年生対象の給付型奨学金です。
3.4 認定NPO法人キッズドア基金 ゴールドマン・サックス大学受験給付型奨学金(2024年度)
- 対象:高等学校,その他
- 支給人数:500名
- 特徴:ゴールドマン・サックス・ギブズの支援を受け、認定NPO法人キッズドア基金が募集・運営しています。
3.5 公益財団法人山田進太郎D&I財団 STEM(理系)高校生女子奨学金(2024年度)
- 対象:高等学校,高等専門学校
- 支給人数:500人
- 特徴:メルカリ創業者、同代表取締役CEOである山田氏が設立した財団。STEM(理系)分野への大学進学を考えている女性(性自認もしくは戸籍上の性別が女性)が対象です。
いかがでしたでしょうか。
募集しても若干名、というイメージもある給付型奨学金ですが、毎年数千人の規模で学生に給付をおこなう団体もあります。
また給付対象についても、対象が広い奨学金、限定的な奨学金など様々な種類があります。後から後悔しないためには、事前の準備が大切です。
奨学金を考えている学生や保護者の皆さまは、「学校からの案内」や「奨学金情報をまとめたプラットフォーム」を利用するなどし、早めに自分にあった奨学金を見つけておくことをおすすめします。
「奨学金イコール借金」のイメージがまだまだ強い奨学金ですが、給付型の奨学金であれば、卒業後に返済の心配をすることなく、学業や仕事に専念することが可能です。
少し前の奨学金制度に比べると、公的なものや民間、官民協働など、多種多様な奨学金事業が充実してきていますので、経済的な理由で進学を断念することがないように、奨学金を積極的に検討していきましょう。


