2. 2年目を迎えた「新NISA」制度の基本を整理!
NISA口座は一人1口座しか開設できません(※1)。ただし1つの口座で「成長投資枠(※2)」と「つみたて投資枠(※3)」の両方を使って投資をおこなうことができます。また2つの枠の非課税保有限度額(総枠)は1800万円(うち成長投資枠1200万円)となっています(※4)。
まず、成長投資枠とつみたて投資枠の内容を見ていきましょう。
新NISA「成長投資枠」
- 年間投資上限額:240万円
- 非課税保有期間:無期限
- 投資対象商品:上場株式・投資信託など
新NISA「つみたて投資枠」
- 年間投資上限額:120万円
- 非課税保有期間:無期限
- 投資対象商品:金融庁の基準を満たす「長期の積立・分散投資」向けの投資信託
次では、新NISAのポイントを、旧NISAからの変更点も交えながら具体的に紹介していきます。
※1:金融機関の変更は年単位で可能です。
※2:旧NISA「一般NISA」の後継
※3:旧NISA「つみたてNISA」の後継
※4:新NISAでは、商品を売却した場合、翌年以降売却した商品の取得金額の分だけ非課税投資枠が復活し、枠の再利用が可能となっています。