3. 平均貯蓄額はいくら?世帯年収1000万円以上の貯蓄事情
金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査」によると、年収1000万円以上・二人以上世帯の平均貯蓄額は下記のとおりです。
平均値はすべてのデータを合計し、その合計をデータの個数で割ったもので、極端な数値が含まれるとその影響を受けやすくなります。
一方、中央値はデータを順に並べた際の中央の値であり、実態に即した貯蓄額を示す指標となります。
世帯年収1000万円超の貯蓄額の中央値は「1000万円以上」であり、高収入世帯は貯蓄額も多い傾向にあることが確認できます。
次に、世帯年収1000万円以上の貯蓄割合について詳しく見ていきましょう。
3.1 【貯蓄ゼロの世帯も…】世帯年収1000万円以上の貯蓄割合をチェック
金融広報中央委員会の同調査によると、年収1000万円以上・二人以上世帯の貯蓄割合は下記のとおりです。
貯蓄3000万円以上を持つ世帯の割合が最も高く、年収1000万円超の世帯の半数以上が貯蓄額1000万円以上となっています。
しかし「金融資産を全く持たない世帯」、つまり「貯蓄ゼロ世帯」も約1割存在するため、年収1000万円以上の世帯が必ずしも十分な貯蓄を持っているわけではないことがわかります。