2. 2025年度から「高年齢雇用継続給付」の給付率が変更に
「雇用保険法等の一部を改正する法律」の施行により、2025年4月から、新たに60歳を迎える労働者への給付率が「10%」に引き下げられます。
現行の最大給付率は15%ですが、2025年度からは10%に引き下げられ、将来的には高年齢雇用継続給付の制度自体が廃止される見込みです。
2.1 高年齢雇用継続給付の「給付率変更」の影響を受けるのはどんな人?
高年齢雇用継続給付の「給付率変更」の影響を受けるのは、2025年度以降に「60歳に達した日(その日時点で被保険者であった期間が5年以上ない方はその期間が5年を満たすことになった日)を迎えた人」です。
つまり、2024年度までに高年齢雇用継続給付の支給が開始されている人は、2025年度以降も現行の給付率からの変更はなく15%のままとなります。
では、高年齢雇用継続給付の給付率変更の影響を受ける人と受けない人とでは、どのくらい受け取れる金額が変わるのでしょうか。