4. 年金ってそんなに少ないの？「国民年金・厚生年金」の平均受給額をチェック
では最後に、老後に受け取れる公的年金「国民年金・厚生年金」の平均受給額を確認していきましょう。
本章では、厚生労働省年金局「令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」を参考に、国民年金・厚生年金それぞれの平均額・受給割合を見ていきます。
4.1 「国民年金」の平均月額・受給割合
「国民年金」は、日本に住む20歳以上60歳未満の人全員が加入対象で、保険料を一定期間以上納めていれば日本に住む全員が、老後に国民年金を受け取れます。
保険料は一律で、仮に40年間未納なく保険料を納めていれば、満額受給が可能です。
そんな「国民年金」の平均月額・月額階級別の受給者数は下記のとおりです。
【国民年金の平均月額】
- 全体の平均月額：5万6316円
- 男性の平均月額：5万8798円
- 女性の平均月額：5万4426円
【国民年金の受給額ごとの人数】
- 1万円未満：6万5660人
- 1万円以上～2万円未満：27万4330人
- 2万円以上～3万円未満：88万1065人
- 3万円以上～4万円未満：266万1520人
- 4万円以上～5万円未満：465万5774人
- 5万円以上～6万円未満：824万6178人
- 6万円以上～7万円未満：1484万7491人
- 7万円以上～：178万3609人
国民年金の平均月額は、全体および男女ともに5万円台にとどまっています。
国民年金は保険料が一律であるため、全体的に見ても男女間の個人差が少ない傾向にあります。
