5. まとめにかえて
新NISAについて、変更点やシミュレーション結果を一緒に見てきましたね。
一般的には、投資は始めるのが早いほど、資産を増やすチャンスが広がります。複利の効果が効いて、時間が経つほど「雪だるま式」に増えていくのが投資の特徴です。
とはいえ、投資がうまくいくことばかりではありません。リーマンショックやコロナ禍のように、株価が大きく落ちる場面も過去にはありました。こうしたリスクを完全に避けることはできません。
そこで登場するのが「分散投資」の考え方です。
資産運用で、債券を組み込むのはリスク分散の定番。債券は一定の利率が決まっていて、満期には元本が戻る仕組みなので、株より安定感があります。
ほかにも、不動産投資や金など、さまざまな金融商品に投資することで、リスクをより分散することができます。
大事なのは、「自分に合ったやり方」を見つけること。NISAが話題になっているからといって、何となく始めるのは危ないでしょう。 メリットとデメリットをしっかり理解したうえで、慎重に判断すべきです。
焦らず、じっくり情報を集めてみてはいかがでしょうか。