【住民税非課税世帯が対象】3万円の給付が閣議決定！非課税世帯の割合や年金生活者支援給付金も詳しく解説 【12月支給上乗せも】低年金世帯向け「年金生活者支援給付金」の申請方法と給付金額とは？

4. 年金生活者を対象にした「年金生活者支援給付金制度」とは

年金生活者支援給付金は、収入や所得が一定基準以下の方で、次のいずれかの年金を受給している場合に支給されます。

• 老齢基礎年金（国民年金）
• 障害基礎年金
• 遺族基礎年金

本章では、「老齢年金生活者支援給付金」の給付金額と対象者について詳しく解説します。

4.1 「老齢年金生活者支援給付金」の給付金額と対象者

厚生労働省の「老齢（補足的老齢）年金生活者支援給付金の概要」をもとに、支給要件や給付金額について解説します。

【昭和31年4月2日以後生まれの方】の支給要件

• 老齢年金生活者支援給付金…78万9300円以下
• 補足的老齢年金生活者支援給付金…78万9300円を超え88万9300円以下

【昭和31年4月1日以前生まれの方】の支給要件

• 老齢年金生活者支援給付金…78万7700円以下
• 補足的老齢年金生活者支援給付金…78万7700円を超え88万7700円以下

老齢年金生活者支援給付金の給付金額は下記の計算式の合計となります。

• 保険料納付済期間に基づく額（月額）＝5310円×保険料納付済期間／被保険者月数480月
• 保険料免除期間に基づく額（月額）＝1万1333円×保険料免除期間／被保険者月数480月

老齢年金生活者支援給付金の給付額の一例として、昭和31年4月2日以降に生まれた方で、納付済月数が240カ月、全額免除月数が60カ月の場合、月額4072円が支給されます。

これはあくまで一例であり、給付額は個々の状況により異なりますので注意が必要です。

新たに年金生活者支援給付金の支給対象となる方には、日本年金機構から「年金生活者支援給付金請求書」が送付されるため、忘れずに申請手続きを行いましょう。