3. 【公的年金】厚生年金と国民年金は2.7%増額<2024年4月分から>
2024年4月分から、厚生年金と国民年金は2.7%増額されています。
公的年金は、物価や現役世代の賃金によって毎年金額が調整されるため、2024年度(令和6年度)の年金額は以下のとおりです。
3.1 2024年度の年金額の例(月額)
- 国民年金(満額):6万8000円(+1750円)
- 厚生年金※:23万483円(+6001円)
※平均的な収入(平均標準報酬(賞与含む月額換算)43万9000円)で40年間就業した場合、受け取り始める「老齢厚生年金と2人分の老齢基礎年金(満額)」の合計額です。
これは「モデル夫婦」の場合で、一人分にすると、厚生年金は月額16万2483円となります。
年金額は個人の働き方や収入によって大きく異なるため、自分の場合を正確に把握することが重要です。
また、年金は受給開始時期を選ぶことができます。繰上げ受給や繰下げ受給によって、受給額が変わります。
例えば、繰上げ受給すると受給額が減少し、繰下げ受給すると増加します。
自分の場合を知るためには、日本年金機構の「ねんきん定期便」や「ねんきんネット」を利用して、自分の年金記録や将来の受給予定額を確認しましょう。