偶数月は公的年金が支給されます。年金は所得税法上「雑所得」に分類され、一定以上の金額を受給する場合は税金や社会保険料が天引きされます。
自由に使えるお金は実際に振り込まれるお金となるため、生活設計を考える際には振込額を基準に考えるべきです。
今回は、年金から天引きされる項目や具体的な金額の目安などを解説します。
1. 年金からは税金や社会保険料が天引きされる
年金からは税金や社会保険料が天引きされています。年間の受給額が18万円以上の方は、以下の項目が天引きされたうえで振り込まれます。
- 所得税・復興特別所得税
- 住民税・森林環境税
- 介護保険料
- 健康保険料(国民健康保険料または後期高齢者医療保険料)
納付する金額は個人によって異なるため一概にはいえませんが、おおむねの目安として最終的な手取り額は「額面の85%~90%程度になる」というイメージを持っておくとよいでしょう。