3.3 2024年3月期

2024年3月期の為替影響

2024年3月期の為替影響

出所:株式会社ニトリホールディングス「2024年3月期 決算説明会」をもとにLIMO編集部作成

前期比▲380億円(在庫為替影響▲119億円、仕入為替影響▲261億円)/同151.36円(同19円の円安)

また、上記3期の経常利益は以下となります。

  • 2022年2月期:1418億円
  • 2023年3月期:1440億円
  • 2024年3月期:1323億円

2022年2月期に1418億円の経常利益を上げた後、2023年3月期は為替で▲381億円の損失がありながら若干の増益、2024年3月期は為替による▲380億円の損失に加えて、前期に比べ1ヵ月少ない決算月ながら約▲100億円の減益に留まりました。

2023年3月期、2024年3月期は2期ともに前期比で18~19円の円安が進んでおり、同社のビジネスモデルに強い逆風が吹いた状態です。その中でも経常利益の減益は抑えられており、同社の努力の跡が垣間見えます。しかし円安は、ニトリにとって大きな逆風であることには違いありません。