【60歳代】「貯蓄2000万円以上」の人は羨ましい、何パーセントいるのか？平均と中央値はいくらか 【老齢年金一覧表】厚生年金・国民年金《平均と個人差》

2. 【国民年金】平均年金月額と個人差を確認

ここからは、厚生労働省年金局の「令和5年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」を参考に、現在のシニア世代が受け取っている「国民年金」の平均月額や、その個人差について確認します。

2.1 国民年金の平均月額はいくら？

〈全体〉平均年金月額：5万7584円
〈男性〉平均年金月額：5万9965円
〈女性〉平均年金月額：5万5777円

日本の公的年金制度は、2階建て構造となっており、1階部分を構成するのが「国民年金」です。

国民年金は基本的に、日本に住む20歳から60歳未満の全ての人が加入することが求められます。

また、過去に厚生年金に加入したことがない場合、受け取ることができる公的年金は「国民年金」のみとなります。

国民年金の平均月額は、全体で男女ともに5万円台となっており、最も多いのは6万円から7万円程度を受給している世帯です。

国民年金の「保険料」と「満額の受給額」

国民年金の保険料は、全員一律で毎年度改定されます。

2024年度の国民年金保険料は、月額1万6980円となっています。

また、2024年度の国民年金の満額は月額6万8000円ですが、実際に受け取る金額は、過去の未納期間に応じて満額から減額される仕組みです。