2024年8月29日、厚生労働省は最低賃金の答申が全ての都道府県で行われたと発表しました。

2023年度の最低賃金と比べて、いくら引き上がったのでしょうか。

今回は、2024年度の最低賃金について、都道府県別に確認します。

記事の後半では、自分の賃金と比べる方法や、最低賃金の引き上げによって中小企業や労働者にどのような影響を及ぼすのか解説しています。ぜひ最後までご覧ください。

1. 2024年度の最低賃金を都道府県ごとに確認

最低賃金は、都道府県の物価状況などによって個々に決められます。

経済状況に応じて、全ての都道府県をAランク、Bランク、Cランクに振り分けています。

では、最低賃金を全国平均と都道府県ごとに分けて確認しましょう。

1.1 最低賃金の全国平均額

厚生労働省の発表によると、2024年度の最低賃金は全国平均で1055円になる予定です。

2023年度は1004円から51円プラスとなり、過去最大の引き上げ額となっています。

では、都道府県ごとの最低賃金がいくらになったか確認しましょう。