2. 最低賃金の確認方法
最低賃金は、労働者に対して必ず支払うべき賃金の水準です。
正規か非正規を問わず、すべての労働者に対して最低賃金が適用されます。自分の賃金が最低賃金を超えているか確認する方法を、時給と日給、月給別に確認しましょう。
2.1 時給の確認方法
時給で働いている場合は、勤務先が公表している時給が最低賃金を上回っているか確認してください。
もしくは、支給される給与を勤務時間で割って算出します。算出した金額が、最低賃金の水準を上回っているか確認してください。
2.2 日給の確認方法
日給で働いている場合は、1日の労働時間で割った金額が最低賃金を上回っているか確認しましょう。日給1万円で8時間労働の場合、以下のとおり計算します。
- 1万円÷8時間=1250円
算出金額が、都道府県ごとの最低賃金を上回っていれば問題ありません。次に、月給の場合にはどのように計算すれば良いか確認しましょう。
2.3 月給の確認方法
月給で働いている場合も、収入から1ヵ月の労働時間を割って算出します。月給25万円で1日8時間で22日働いた場合、計算式は以下のとおりです。
- 25万円÷(22日×8時間)=1420円
時給、日給、月給いずれの場合でも最低賃金が下回っているなら、労働基準監督署に相談してください。