2.2 保障内容が多すぎる生命保険

生命保険を契約するのはもったいない買い物ではありません。しかし、現状に見合わないほど保障過多な生命保険は、見直さないと余計な支出を産んでしまいます。

50歳代・60歳代になると、すでに子どもが独り立ちしている人が増えていきます。

そのため、死亡保障額は段々と少なくなっていくのが一般的です。一方で、病気のリスクが高まるため、医療保険やがん保険の重要性が高まっていきます。

しかし「年を重ねても医療保険・生命保険ともに保障を充実させておく」のは、無駄な支出になりかねません。仮に多額の保険金が支払われたとしても、相続税が発生して遺された家族に余計な負担をかけることとなります。

生命保険は、医療保険やそのほかの保険と一緒にライフステージごとに見直して、そのときに合った保障内容で契約更新するようにしましょう。

2.3 ポイント還元を目的とした買い物

ポイント還元を目的とした不要な買い物は、一時的なお得感はあっても、結果的に「無駄な支出だった」と後悔する可能性があります。

ポイント還元は、実質的に割引で商品を購入できることから「表示価格よりも安く買えた」とお得に感じやすいです。しかし、商品によっては店舗によって価格が違うケースもあります。

いくらポイントが還元されても、別店舗で購入店舗より安い価格で売られていれば、結果的に破損することになります。

加えて「ポイント目当て」での買い物も無駄な支出を招きがちです。ポイントを貯めてお得に買い物するのは賢い方法ですが、本来副産物であるポイントを稼ぐために買い物をしてしまうと、支出は増えるばかりです。

「ポイントはあくまでおまけ」「使えるときに使ってお得に買い物できればよい」といった割り切った考え方で買い物をするとよいでしょう。