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(初公開日:2024年8月16日)

公的年金は原則2ヶ月に1回、偶数月の15日が支給日となっており、8月15日は2ヶ月ぶりの年金支給日でした。

「老後に受け取れる年金は少ない」とよく耳にしますが、中には8月15日に約46万円もの年金が支給される世帯も。

では、年金支給日に約46万円の年金が支給される世帯は、どのような世帯を指すのでしょうか。

本記事では、「公的年金の仕組み」と「2024年度の年金額例」を紹介していきます。

現役時の収入別における夫婦の年金モデルについても紹介しているので、あわせて参考にしてください。

【注目記事】【2024年度最新】7月から「住民税非課税世帯等」への10万円給付が開始!対象者に65歳以上が多いって本当?

1. 公的年金の仕組み「国民年金と厚生年金は何が違う?」

まずは、日本の公的年金制度についておさらいしていきましょう。

日本の公的年金は「国民年金」と「厚生年金」の2つの柱で構成されており、下図のような二階建て構造となっています。

【写真1枚目/全4枚】年金の仕組み。2枚目以降では、2024年度の年金額例などを掲載。

年金の仕組み

出所:日本年金機構「公的年金制度の種類と加入する制度」

1階部分となる国民年金は、原則日本に住む20歳から60歳の人が対象で、保険料は一律となっています。

つまり、日本に住んでおり保険料を一定期間以上納付していれば、全ての人が国民年金を受け取れるのです。

一方で、2階部分となる厚生年金は、誰しもが受け取れるわけではなく、主に会社員や公務員などが加入対象となっています。

厚生年金の場合、保険料は収入に応じて決定し、現役時に収入が高く加入期間が長いほど、厚生年金の受給額は高くなります。

上記をまとめると以下のようになります。

  • 国民年金のみ受給:フリーランスや自営業、専業主婦など
  • 国民年金と厚生年金を受給:会社員や公務員など

では、具体的に「国民年金のみ受給」と「国民年金と厚生年金を受給」の場合で、どのくらいの年金が受け取れるのでしょうか。

次章にて、2024年度の年金額例を見ていきましょう。