1.2 二人以上世帯の平均貯蓄額はいくらか
二人以上世帯の貯蓄円グラフは以下の通りです。
- 金融資産非保有:21.0%
- 100万円未満:5.9%
- 100~200万円未満:4.5%
- 200~300万円未満:4.3%
- 300~400万円未満:3.0%
- 400~500万円未満:1.9%
- 500~700万円未満:7.2%
- 700~1000万円未満:6.7%
- 1000~1500万円未満:6.8%
- 1500~2000万円未満:5.4%
- 2000~3000万円未満:9.5%
- 3000万円以上:20.5%
- 平均:2026万円
- 中央値:700万円
金融資産非保有世帯は21.0%、金融資産1000万円以上の割合は42.2%となりました。
なお、金融資産3000万円以上の世帯の割合が20.5%となっており、二人以上世帯では金融資産非保有の世帯と金融資産3000万円以上の世帯がほぼ同数という結果になっています。
2. 広がる貯蓄格差
60歳代の貯蓄事情を確認したところ、貯蓄が多い世帯とそうでない世帯の二極化が進んでいることがわかりました。
とはいえ、知人などと話している最中に、老後のお金の話など、それぞれの貯蓄事情が話題になることも多いでしょう。昨今は老後2000万円問題も話題となったことから、貯蓄について話す機会が増えているのではないでしょうか。
しかし、貯蓄が多いことを安易に周囲に話すことは、思わぬリスクを伴う場合もあります。次章では「貯蓄が多い」と周りに言うことで考えられるリスクを紹介していきます。