2. 在職定時改定に当てはまる人の条件は何なのか

在職定時改定に当てはまる人は、以下のとおりです。

【写真全2枚】在職定時改定に当てはまる人の条件。具体的にいくら増える?2枚目で計算方法を解説

在職定時改定に当てはまる人の条件

出所:日本年金機構「在職老齢年金の計算方法」をもとに筆者作成

在職定時改定に当てはまる人の条件

  • 厚生年金保険に加入している65〜70歳未満の人が、基準日である9月1日時点で、厚生年金保険の被保険者である場合
  • 9月1日において厚生年金保険の被保険者資格を喪失したのち、9月1日を跨いで1ヶ月以内に被保険者資格を再取得した場合

働きながら厚生年金保険に加入する65〜70歳未満の人が9月1日時点でも厚生年金保険に加入し続けている場合、在職定時改定が適用されます。

また、9月1日以前に厚生年金保険の被保険者でなくなっても、1ヶ月以内に再加入すれば、在職定時改定の適用対象です。

基本的には、65〜69歳の間に厚生年金保険の適用事業所に再就職すれば適用されると考えてよいでしょう。

では、実際に在職定時改定を受けた場合、年金額はどのように変わるのでしょうか。次章で解説します。