3.2 将来に向けた3つの資産対策2:退職後を視野に入れた副業・スキルアップを検討

私的年金以外に、現役時代から副業を始めておいたり、老後の再就職に役立つスキルアップをしておいたりすることも必要です。

退職後も安定して収入が得られれば、年金の不足分を補填できます。

早めに老後の働き方をイメージして、自分が目指す仕事に必要な資格を取得したり、スキルアップのための研修に参加したりして準備しておきましょう。

3.3 将来に向けた3つの資産対策3:生活レベルを一定に保つ

一般的には勤続年数が長くなるにつれ、年収が上がっていきます。収入が膨らむにつれ、生活レベルも徐々に増えてしまいがちです。

しかし、これからの老後を考えた場合、今までの生活レベルを下げることも必要です。

住宅ローンを含めた日々の生活のすべては手取りの7割でするようにして、残り3割は必ず貯蓄するようにしましょう。

早いうちから、習慣化しておけば、将来、年金生活になったときに「お金が足りない…」「これからどうしよう…」という悩みを抱えることはないでしょう。

4. まとめにかえて

多くの人が目安とする月20万円以上の年金額は、現実に受け取れる人は限られています。

不足分を早めに準備することは大切です。それ以外に、毎月の支出を減らすこと、退職後の収入を確保することなど、できる準備をすすめましょう。

参考資料

舟本 美子