【おひとりさまの貯蓄額】年代別の平均と中央値を一覧で確認|20代〜50代の資産状況を比較
「貯蓄あり・なし」で何が違う?単身世帯の資産形成の傾向とお金の習慣をデータから読み解く
beauty-box_shutterstock_com
新年度を前に、家計や貯蓄状況を見直す人が増える2月。物価上昇や将来不安を背景に、「自分の貯蓄は平均と比べてどうなのか」と気になる方も多いのではないでしょうか。
おひとりさま世帯の貯蓄額について調べると、「平均でいくら貯めているのか」という数値がよく注目されます。しかし、その金額をそのまま自分の状況と重ねてよいのかどうかは、慎重に考える必要があります。
というのも、貯蓄額の分布には大きなばらつきがあり、平均値は一部の高額貯蓄者の影響を受けやすい値だからです。実態に近い水準を知るためには、「中央値」や「貯蓄を持っていない人の存在」にも目を向ける必要があります。
本記事ではJ-FLEC(金融経済教育推進機構の調査データをもとに、おひとりさま世帯の貯蓄状況を平均と中央値についてお伝えします。
まずは、貯蓄額を見る際に押さえておきたい基本的なポイントを確認したうえで、年代別の数値を見ていきましょう。
1. おひとりさまの貯蓄額を見る前に知っておきたいポイント
おひとりさま世帯の貯蓄額を確認する際、最初に押さえておきたいのが「平均値と中央値の違い」です。
平均値は、全員の貯蓄額を合計して人数で割った数値であり、分かりやすい一方で実態とかけ離れている場合があります。
一部に非常に高い貯蓄額を持つ人がいると、その影響で平均値は大きく押し上げられます。その結果、「平均◯◯万円」という数値が示されていても、多くの人の実感とは合わないことがあります。
そこで参考になるのが中央値です。中央値は、貯蓄額を少ない順に並べたとき、ちょうど真ん中に位置する金額を指します。極端に高い、または低い数値の影響を受けにくく、より多くの人の実情に近い水準を示す指標とされています。
また、調査では「貯蓄を持っていない人」も含まれています。こうした人が一定数存在することも、平均値と中央値に差が生じる要因のひとつです。
貯蓄額を正しく理解するためには、これらの前提を踏まえたうえで数値を見ることが重要です。
著者
AFP。一種外務員資格(証券外務員一種)保有。大学卒業後、外資系生命保険会社、都市銀行にてリテール営業、法人営業に携わる。とくに銀行では遺言信託業務に携わり、資産承継ビジネスにおいて全国表彰歴あり。金融機関勤務後は長年の経験を活かし、金融ウェブメディアに転職。現在はマネーシュミレーションに特化したサービスを提供し、個人のマネー相談を中心に活動中。定期的にウェブメディアへの寄稿、記事の監修もおこなっている。生命保険会社と銀行、両業界での経験が強み。得意分野はライフプランニング(ライフシミュレーション)、投信分析。趣味はガーデニング。
監修者
LIMO編集部銀行出身者チームは株式会社モニクルリサーチが運営する『くらしとお金の経済メディア ~LIMO(リーモ)~』において、メガバンクや地方銀行などの大手金融機関にて、資産運用相談や融資業務の経験を積んだ「元銀行員」の編集者が中心となり構成されている、金融専門のライティングチームです。2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)などの資格保有者も多数在籍しています。
LIMO編集部銀行出身者チームには株式会社三菱UFJ銀行と三井住友信託銀行株式会社出身の和田直子、株式会社三菱UFJ銀行出身の中本智恵、株式会社第四銀行(現:株式会社第四北越銀行)出身の石津大希など、資産運用アドバイザーとしての実務経験を有する編集者が在籍しており、各編集者がファイナンシャル・プランナー(FP)として、シニア層から富裕層まで幅広い層の相談に対応してきた点が強みです。
金融機関での勤務経験年数はチーム合計で20年超。表彰歴を持つ編集者も多数在籍しています。国税庁や金融庁など官公庁の公開情報をもとに、豊富な経験と知識を有するプロフェッショナル集団が、読者に正確で実践的な情報をお届けします。
【主な取り扱いテーマ】厚生労働省管轄の厚生年金保険と国民年金(老齢年金・障害年金・遺族年金)、年金制度の仕組み、社会保障、貯蓄、資産運用、NISA、iDeCo、住宅ローン、カードローン、為替相場、株式投資などを中心に記事の企画・執筆・編集・監修を行っています。(最新更新日:2026年1月9日)