3. 貯蓄額別に見る、おひとりさま世帯の割合は?

ここまで見てきたとおり、おひとりさま世帯の貯蓄額では、平均値と中央値に大きな差があります。では、なぜこのような差が生まれるのでしょうか。

その理由を確認するために、次は金融資産保有額別に、どの程度の人がどの水準に分布しているのかを見ていきます。

3.1 20代・おひとりさま世帯|貯蓄額別の割合

  • 金融資産非保有:33.2%
  • 100万円未満:24.6%
  • 100~200万円未満:10.2%
  • 200~300万円未満:7.1%
  • 300~400万円未満:5.5%
  • 400~500万円未満:3.1%
  • 500~700万円未満:5.8%
  • 700~1000万円未満:2.6%
  • 1000~1500万円未満:2.4%
  • 1500~2000万円未満:1.1%
  • 2000~3000万円未満:0.5%
  • 3000万円以上:0.7%
  • 無回答:3.1%

3.2 30代・おひとりさま世帯|貯蓄額別の割合

  • 金融資産非保有:32.3%
  • 100万円未満:14.2%
  • 100~200万円未満:14.2%
  • 200~300万円未満:4.9%
  • 300~400万円未満:4.3%
  • 400~500万円未満:2.8%
  • 500~700万円未満:5.5%
  • 700~1000万円未満:3.1%
  • 1000~1500万円未満:5.5%
  • 1500~2000万円未満:4.3%
  • 2000~3000万円未満:2.5%
  • 3000万円以上:3.4%
  • 無回答:3.1%

3.3 40代・おひとりさま世帯|貯蓄額別の割合

  • 金融資産非保有:32.1%
  • 100万円未満:15.1%
  • 100~200万円未満:7.1%
  • 200~300万円未満:5.9%
  • 300~400万円未満:4.3%
  • 400~500万円未満:2.2%
  • 500~700万円未満:6.2%
  • 700~1000万円未満:4.6%
  • 1000~1500万円未満:6.2%
  • 1500~2000万円未満:1.2%
  • 2000~3000万円未満:2.8%
  • 3000万円以上:9.9%
  • 無回答:2.5%

3.4 50代・おひとりさま世帯|貯蓄額別の割合

  • 金融資産非保有:35.2%
  • 100万円未満:10.1%
  • 100~200万円未満:7.4%
  • 200~300万円未満:4.6%
  • 300~400万円未満:2.7%
  • 400~500万円未満:3.3%
  • 500~700万円未満:4.9%
  • 700~1000万円未満:4.6%
  • 1000~1500万円未満:6.0%
  • 1500~2000万円未満:3.3%
  • 2000~3000万円未満:5.5%
  • 3000万円以上:10.4%
  • 無回答:1.9%

※J-FLEC(金融経済教育推進機構)「家計の金融行動に関する世論調査/2025年」から、単身世帯/金融資産保有額(金融資産を保有していない世帯を含む)を参照

この分布を見ると、金融資産を保有していない世帯や、比較的少額にとどまる世帯が一定数存在していることが分かります。

一方で、高額の金融資産を保有する世帯も含まれており、こうした層が平均値を押し上げる要因となっています。

このため、平均貯蓄額と中央値の間に差が生じ、「平均的」とされる金額が必ずしも多くの人の実態を示していない状況が生まれているといえるでしょう。