5. 単身世帯の資産形成は「平均ではなく自分の計画」で考えることが重要

今回の記事では、J-FLEC(金融経済教育推進機構)の調査データをもとに、おひとりさま世帯の貯蓄状況を平均と中央値についてお伝えしました。

おひとりさま世帯の貯蓄額について見てきましたが、平均貯蓄額と中央値の間には、いずれの年代でも大きな差があることが分かりました。

平均値は年齢とともに増加する一方で、中央値は比較的低い水準にとどまっており、「平均的」とされる金額が必ずしも多くの人の実態を表しているわけではないようです。

金融資産保有額別の分布を見ると、金融資産を保有していない世帯や、少額にとどまる世帯が一定数存在する一方で、高額の金融資産を持つ世帯も含まれています。こうした分布の偏りが、平均値と中央値の差として表れています。

また、貯蓄の有無は、相続などが発生して大きなお金が突然入ってくることもありますが、基本的には、日常的なお金との向き合い方の積み重ねともいえます。

年度替わりを前に、自分の貯蓄額を確認し、今後の生活設計や資産形成の方針を見直す良い機会にしてみてください。早めの家計チェックと小さな行動の積み重ねが将来の安心につながります。

参考資料