1.2 固定金利の仕組みと特徴

固定金利は、返済期間中の金利が一定であり、将来の金利変動リスクを避けることができます。

変動金利よりも高めに設定されていますが、返済額が変わらないため計画が立てやすい点が特徴です。

固定金利を選択したことで、金利が上昇しても安定した返済を続けられた家庭の事例はよくあります。

安定した返済計画を希望する場合、固定金利は非常に魅力的な選択肢となります。

過去の住宅ローン金利の推移

1990年10月、変動金利型は8.5%まで上昇しましたが、日銀のゼロ金利政策が始まった1999年2月以降はずっと歴史的低金利水準が続いていました。

この低金利環境の中で、金利負担を抑えたいと考える多くの人が変動金利を選択する傾向が強まったと言えます。

しかしながら金利が上昇する兆しが見えた際には、固定金利への切り替えを検討することが重要となってきます。