3.2 輸入品の価格が下がる

円高になると、輸入品の価格が下がる傾向にあります。

例えば、アメリカから1万ドル分の製品を輸入する際、1ドル=160円だと160万円が必要ですが、1ドル=140円だと140万円で輸入が可能です。

よって、輸入品を国内でも安く購入できます。日本は食料や衣服の多くを輸入に頼っているため、円高により毎日の支出を抑えられるかもしれません。

3.3 海外資産の円換算での評価額が下がる

円高は、海外の株式や債券、不動産などに投資している人にとってはデメリットとなります。

例えば、100ドル分の米国株を保有している場合、1ドル=160円であれば円換算の資産評価額は160万円ですが、1ドル=140円になると、円換算の価格は140万円に下落します。

持っている資産が高額であればあるほど、円高の進行による円換算の評価額の下落幅は大きいです。

4. 政策金利の動きを定期的に確認しよう

本記事で紹介したとおり、政策金利は私たちの生活に密接しています。

そのため、政策金利がどうなっているのかを定期的に確認し、今後の家計の方針などを決めてみてください。

参考資料

苛原 寛