4. 【コスパ重視のZ世代】意外に「人間関係やお金のトラブル」を気にしがち!

旅行における人間関係についても世代間で違いがあるようです。

特に18〜24歳の世代では、他の世代と比べて懸念や課題を感じる割合が高く、多くの項目で最も高い数値を示しています。25歳以降の世代では高い値が見られないことから、若者ならではの特徴と言えそうです。

具体的には、「グループの人間関係を円滑に保ち、全員が受け入れられ、尊重されていると感じること」が22.2%、「お金やグループ全体での決断において誤解や対立を避けること」が21.0%、「共有の支出を平等に負担するようにすること」が17.3%を占めています。

全世代では「グループの人間関係を円滑に保ち、全員が受け入れられ、尊重されていると感じること」が14.2%、「お金やグループ全体での決断において誤解や対立を避けること」12.8%、「共有の支出を平等に負担するようにすること」が11.9%ですので、18~24歳だけが頭を抜けて高くなっています。

旅先でのちょっとしたいさかいや、割り勘トラブルなどは、ずっと行動を共にしているとどうしても起こりがち。若い世代ではこうしたお金や人間関係のトラブルを気にする傾向がうかがえますね。

5. まとめにかえて

今回は旅行に対する意識調査から、旅行に関わる価値観について見てきました。

様々な項目から世代ごとに旅行やお金に対する考え方がかなり違うことが分かりましたね。

若者は旅行費用をできるだけ抑えようと工夫する傾向が強く、グループ旅行では人間関係やお金の問題を気にしがち。一方で、年配世代はセキュリティ面を特に重視しているのが特徴です。

学生の身分からすると使えるお金が限られているため、LCCや夜行バスなどでなんとか安く移動しようとすることに加えて、夜までバイトをした後に終電の新幹線や夜行バスに飛び乗るなどをすることもしばしば...。

せっかく旅行に行くなら価値観の合う相手やお互いに譲歩できる相手と楽しく思い出が作れると良いですね。

参考資料

LIMO・U23編集部