2月13日は、2026年最初の公的年金支給日でした。老齢年金の平均的な受取額(額面ベース)は、次のとおりです。

  • 国民年金のみ:月額5万9310円
  • 厚生年金(国民年金部分を含む):月額15万289円

この水準を見ると、「年金収入だけで老後の生活費をまかなうのは簡単ではない」と感じる方も多いのではないでしょうか。

日々の生活費に加え、医療費や住宅修繕費など、想定外の支出が発生することもあります。そうした場面で頼りになるのが、やはり一定の貯蓄です。

では、老後に向けてどの程度の資金を準備しておくと安心なのでしょうか。必要額は家族構成や暮らし方によって異なりますが、まずは現在のシニア世代がどのくらいの貯蓄を保有しているのか、その平均的な水準を確認してみましょう。

1. 【60歳代&70歳代】貯蓄額の平均値と中央値はいくら?

J-FLEC(金融経済教育推進機構)「家計の金融行動に関する世論調査 2025年」では年代別の金融資産保有額データを公表しています。

60歳代と70歳代の金融資産保有額データより、シニア世代の貯蓄事情を確認していきましょう。

※このデータの金融資産保有額には、預貯金のほか、投資信託や株式、生命保険など将来に備えるための金融商品残高も含まれています。日常で使用する普通預金残高等は含まれていません。

1.1 【60歳代】二人以上世帯の貯蓄額

60歳代・二人以上世帯の金融資産保有額1/4

60歳代・二人以上世帯の金融資産保有額

出所:J-FLEC(金融経済教育推進機構)「家計の金融行動に関する世論調査 2025年」をもとにLIMO編集部作成

  • 金融資産非保有:12.8%
  • 100万円未満:4.7%
  • 100~200万円未満:3.9%
  • 200~300万円未満:3.0%
  • 300~400万円未満:2.8%
  • 400~500万円未満:1.8%
  • 500~700万円未満:6.2%
  • 700~1000万円未満:6.3%
  • 1000~1500万円未満:8.9%
  • 1500~2000万円未満:8.0%
  • 2000~3000万円未満:12.4%
  • 3000万円以上:27.2%
  • 無回答:2.0%

平均:2683万円
中央値:1400万円

60歳代二人以上世帯の貯蓄額の平均値は2683万円、中央値は1400万円です。

2000万円以上の貯蓄を持つ世帯は全体の39.6%、一方で金融資産を保有しない世帯は12.8%となっています。

これからまとまった退職金を受けとるという方も含まれていますので、実態としては平均額がもう少し上振れするかもしれません。