夏、すでに高温の中、夏バテを発動している方も多いのではないでしょうか。筆者も漏れなく暑さにやられている1人です。

筆者は2003年生まれ。小学校低学年の頃は、まだまだエアコンなしで乗り切れていた時代でした。2010年、筆者が小学校1年生の時、エアコンが小学校の教室についたことを覚えています。

そして中学校に入るころには、エアコンはすっかり生活必需品に必須になっていた記憶が…。

「夏バテで何も食べる気がしない」そんな暑い中、多くの人の食欲をかきたててくれる夏の食べ物の一つが「うなぎ」。「土用の丑の日」という言葉を夏が近づくとよく聞きますが、この日にうなぎを食べるのは、古くからの日本の文化のひとつで、夏の風物詩ともいえる習慣ですね。

夏の風物詩と言えば「お中元」の存在もそのひとつ。スーパーや百貨店などが積極的にそうした広告を打つ時期でもあります。

では、伝統が廃れつつあるといわれる現在、どれくらいの人がうなぎを食べ、お中元を送っているのでしょうか。

矢野経済研究所のデータ(※)によると、2024年のお中元の市場規模は6560億円で、市場そのものは縮小傾向にあります。筆者はうなぎがあまり好きではなく、お中元を贈る相手もいないため、伝統文化の廃止に貢献している一人ともいえそうですが…。

今回は、株式会社mitorizが実施した「土用の丑の日」に関する調査結果と、データコム株式会社が実施した「お中元」に関する調査結果を参照しながら、日本の夏の風物詩の「令和の姿」について考えていきます。

※矢野経済研究所 プレスリリースNo.3464「2023年のギフト市場規模は前年比102.7%の10兆8,190億円の見込 ​~コロナ前を超えて過去最高水準、重要度増すコミュニケーション手段としての「ギフト」~(2024/2/6)