【8月5日は土用の丑の日】夏の風物詩「うなぎ&お中元」伝統文化をたしなむ人はどれほどいるのか?
うなぎを毎年食べる人は14.0%。お中元を贈っている人はどのくらい?
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夏、すでに高温の中、夏バテを発動している方も多いのではないでしょうか。筆者も漏れなく暑さにやられている1人です。
筆者は2003年生まれ。小学校低学年の頃は、まだまだエアコンなしで乗り切れていた時代でした。2010年、筆者が小学校1年生の時、エアコンが小学校の教室についたことを覚えています。
そして中学校に入るころには、エアコンはすっかり生活必需品に必須になっていた記憶が…。
「夏バテで何も食べる気がしない」そんな暑い中、多くの人の食欲をかきたててくれる夏の食べ物の一つが「うなぎ」。「土用の丑の日」という言葉を夏が近づくとよく聞きますが、この日にうなぎを食べるのは、古くからの日本の文化のひとつで、夏の風物詩ともいえる習慣ですね。
夏の風物詩と言えば「お中元」の存在もそのひとつ。スーパーや百貨店などが積極的にそうした広告を打つ時期でもあります。
では、伝統が廃れつつあるといわれる現在、どれくらいの人がうなぎを食べ、お中元を送っているのでしょうか。
矢野経済研究所のデータ(※)によると、2024年のお中元の市場規模は6560億円で、市場そのものは縮小傾向にあります。筆者はうなぎがあまり好きではなく、お中元を贈る相手もいないため、伝統文化の廃止に貢献している一人ともいえそうですが…。
今回は、株式会社mitorizが実施した「土用の丑の日」に関する調査結果と、データコム株式会社が実施した「お中元」に関する調査結果を参照しながら、日本の夏の風物詩の「令和の姿」について考えていきます。
※矢野経済研究所 プレスリリースNo.3464「2023年のギフト市場規模は前年比102.7%の10兆8,190億円の見込 ~コロナ前を超えて過去最高水準、重要度増すコミュニケーション手段としての「ギフト」~(2024/2/6)
執筆者
LIMO・U23編集部は、くらしとお金の経済メディア「LIMO」編集部に所属するインターン生で構成された編集部です。LIMO編集部メンバーにメンターとして監修してもらいながら、Z世代の視点で情報発信していきます。U23編集部メンバーは全員、大学・専門学校に在籍する現役学生。就活や勉強のことから、学生のお金事情やライフハックまで、U23編集部と同世代の読者の方が気になる話題を、ときには鋭く、ときには寄り添って発信していきます。
2024年7月現在メンバーの在籍校は、慶應義塾大学、国際教養大学、駒澤大学、津田塾大学、東京女子大学、東京デザイナー学院、一橋大学、龍谷大学、横浜市立大学、早稲田大学。LIMOのインターンシップは、フルリモートの環境を生かして実施しています。(2024年7月12日更新)
監修者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部 編集長室
LIMO編集部記者/校閲者/編集者/介護・終活記事担当
早稲田大学第一文学部卒。公益法人勤務を経て、フリーランス校閲・校正者として15年以上の経験を持つ。2020年よりLIMO編集部に所属。介護離職寸前の状態となったが、配置転換や社内初の介護休暇取得を経てビジネスケアラー生活を乗り切り、認知症の家族の看取りを経験した。一般社団法人終活協議会「終活ガイド資格1級」「認知症介助士」取得。現在は、厚生労働省管轄の公的年金(厚生年金保険と国民年金)、介護や終活など「シニアを取り巻くくらしとお金」にまつわる記事を担当。趣味は美術館巡り、映画鑑賞、庭いじり(2024年7月10日更新)