3. 世帯年収1000万円以上の平均貯蓄額
総務省統計局の「家計調査」によると、世帯年収1000万円以上の平均貯蓄額は下記のとおりです。
- 年収1000~1250万円:平均貯蓄額2029万円
- 年収1250~1500万円:平均貯蓄額2418万円
- 年収1500万円以上:平均貯蓄額4014万円
世帯年収1000万円以上の平均貯蓄額は、2000万円を超えており、年収1500万円以上の世帯は平均貯蓄が4014万円となっています。
この数値をみて「年収が高い世帯は貯蓄も多い」と思った方もいるかもしれませんが、これは「純粋な貯蓄額」ではありません。
老後資金や教育費などに充てられる純粋な貯蓄を確認するためには、上記の貯蓄額から「負債額」を差し引く必要があります。
次章にて、世帯年収1000万円以上の「負債額」と「純貯蓄額」について確認していきましょう。
執筆者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
LIMO編集部記者/編集者/元公務員
京都教育大学卒業。株式会社モニクルリサーチが運営する、くらしとお金の経済メディア「LIMO(リーモ)」のLIMO編集部において、厚生労働省管轄の公的年金制度や貯蓄、社会保障、退職金など、金融の情報を中心に執筆中。大学卒業後は教育関連企業での営業職を経て、2010年に地方自治体の公務員として入職。「国民健康保険」「後期高齢者医療制度」「福祉医療」等の業務に従事した。主に国民健康保険料の賦課、保険料徴収、高額療養費制度などの給付、国民年金や国民健康保険への資格切り替え、補助金申請等の業務を担う。特に退職に伴う年金や保険の切り替えでは、手続きがもれることで不利益を被ることがないよう丁寧な窓口対応を心がけた。その後、保険代理店にてマーケティング業務に従事。保険料比較サイトの立ち上げに参加した。乗合保険会社の商品ページだけでなく、保険の知識を普及するためのページ作成にも参加。ニ種外務員資格(証券外務員ニ種)保有。小学校教諭一種免許、幼稚園教諭一種免許、特別支援学校一種免許取得。
はたらく世代のお金の診断・相談サービスを行うマネイロでは、「【計算例付】厚生年金保険料はどのように決まる?ケース別算出方法や受給額を解説」など、お金や年金制度にまつわる記事を発信中。京都府出身。(2024年9月4日更新)