4. 【老後の資産形成のポイント】自分自身に合った資産運用を選ぶ
老後に向けた資産形成を上手に行うために、まずはリタイヤ後の暮らしをイメージすることから始めてみましょう。そこで、理想のセカンドライフにはどの程度お金が必要となりそうか、ざっくり把握していくのです。
毎月の生活費はどのくらいかかりそうか、そして年金見込み額はいくらか。さらには、
- 仕事は何歳まで続ける?
- 介護が必要になったらどうする?
- 趣味や旅行などのお楽しみ費用はどのくらい準備しておきたい?
といった将来のプランを書き出してみましょう。老後に向けた貯蓄のゴールがある程度見えてくるかもしれません。その次は、お金の「貯め方」を具体的に考えてみると良いでしょう。
銀行などの預貯金をコツコツと増やしていく習慣はもちろん大切です。とはいえ、超低金利が続くいま、預貯金につく利息だけでは残念ながら資産を大きく育てていくことには繋がりにくいのが現状。
民間の個人年金保険や、iDeCo(イデコ:個人型確定拠出年金)、NISAといった税制優遇制度を活用するのも一案です。資産運用は預貯金とは異なり元本割れの恐れがありますが、毎月少額をコツコツと積み立てていくスタイルを選ぶことで、リスクの軽減に繋がります。
ポートフォリオに、預貯金・保険・投資をバランスよく組み入れながら、無理なく、そして着実に老後資金を準備していきたいものですね。