2024年6月28日、帝国データバンクが公表した定期調査(※)によると、来たる7月は411品目の飲食料品の値上げが控えており、さらにはこの秋値上げラッシュが起こる見通しとなっています。
止まらぬ物価上昇と、なかなか上がらない賃金。住宅ローンや教育費などのやりくりをしながら家計管理を行う現役世代にとっては、今しばらく踏ん張りどころが続きそうですね。
そんな中、ふと遠い将来の暮らし、つまり老後の家計についてイメージしたことはあるでしょうか。
多くの世帯にとってリタイヤ後の主な生活資金は、公的年金と貯蓄です。老後資金の準備は長期戦が望ましいですが、まずは今のシニア世代の老後のお金事情をのぞいてみることから始めてみませんか?
今回は、総務省や厚生労働省の一次資料をより、リタイヤ世帯の生活費や貯蓄、年金事情を整理してお伝えします。
また、ファイナンシャルアドバイザーである筆者から、老後に向けた資産作りのポイントについてもお伝えしていきますので、ぜひ最後までご覧ください。
※帝国データバンク 定期調査:「食品主要 195社」価格改定動向調査―2024年7月 2024 年の食品値上げ 1万品目突破 7月は411品目で値上げ 今秋に値上げラッシュの見通し