4.2 円安時の新NISA②積立投資で買い続ける
さて、投資信託や株式を購入するにあたって積み立てで買い付けていくのか、それとも一度に買い付けを行うかを悩まれる方も多いでしょう。
それぞれにメリット、デメリットがあります。
堅実なのは積立投資と言えます。
市場が上げ相場、下げ相場どちらでも、ある程度は平均化されることで相場のトレンドが相殺されるため、短期的な変動はあるにせよ、長期的観点で価格が上昇していくと考えられる場合、積立投資が堅実な選択肢といえるでしょう。
一方で、市場のトレンドの恩恵を被りやすいのは一括投資と言えます。
ただし上げ相場では積立投資よりも大きな収益が期待できますが、下げ相場に転じると、損失が膨らんでいく側面もあります。
市場をチェックしているような時間がないという方には、積立投資がおすすめです。
4.3 円安時の新NISA③長期投資を前提に保有する
しばらくは円安傾向が続くと言われていますが、さらに長期の視点で見ると円安・円高どちらに転ずるかはわかりません。
このため一気に資産を投入するよりも、長期投資で投資時期を分散したほうが全体としてのリスクは軽減できる可能性が高くなります。
為替変動は、プロの投資家など資産運用に慣れている人でも完全に把握することはできません。
投資初心者であればなおさら長期投資を前提に保有し続けるのが、堅い運用方法といえるでしょう。
次章では、円安時にやってはいけない行動を3つご紹介していきます。