10. 注文住宅の満足ポイント5:無垢材を使用した

「家族が集まるリビングやダイニングに天然の樹木から切り出した無垢材を使用したので、消臭・除菌効果のほかにリラックス効果も抜群で満足している」

無垢材は自然の風合いを味わうことができると共に、調湿作用があるので室内の湿度を調整してくれるメリットがあります。

一方ではコストが高くなりがちで、板が反ったり割れたりしてしまうことがあります。

このことから、無垢材ならではの変化を楽しみながら暮らすことができる人に向いているといえます。

11. まとめ

2018年(平成30年)に国土交通省住宅局が実施した住生活総合調査結果によると、持ち家の住宅に対する不満率は「非常に不満」と「多少不満」とを合わせて18.8%になっています。

持ち家の住宅に対する不満率

持ち家の住宅に対する不満率

出所:国土交通省住宅局「住生活総合調査結果」

ほとんどの世帯は満足しているとはいえ、5人に1人は何らかの不満を抱えているとなると、不満率は決して低くありません。

注文住宅を建てる際には、間取りや設備の良し悪しが満足度を決める上で極めて重要なポイントになります。

しかし必要な部屋の数や用途、家族構成、ライフスタイルなどは人によって異なるので、どのような間取りや設備が適しているのかは一概にはいえません。

したがって他の人の体験談などを参考にしながら、自分にとって最適な間取りや設備を検討することが大切です。

本記事がマイホームづくりの参考になれば幸いです。

参考資料

亀田 融