4. 成長投資枠の対象商品
成長投資枠の対象商品は、つみたて投資枠で購入できる投資信託に加えて、国内外の上場株式やETF(上場投資信託)、REIT(不動産投資信託)に投資できます。
購入できる商品が多い分、積立投資のほかに投資家への収益還元である「配当金受け取り」などが可能です。
特に高配当株式投資は、NISA制度の利点である「利益が非課税になる」点を活かせます。
自分のライフプランに合わせた投資ができるのが、成長投資枠の魅力です。
5. 【年代別】「新NISAのポートフォリオ」おすすめの組み方
NISAには豊富なメリットがありますが、恩恵を実感するには「上手に金融商品を組み合わせて投資を管理すること」が重要です。
金融商品の組み合わせや配分の設定のことを「ポートフォリオ」といいます。
30歳代・50歳代・70歳代の3パターンで、おすすめのポートフォリオを紹介します。
初めて投資をする人は、ぜひ参考にしてみてください。
5.1 【新NISAのポートフォリオ】「30歳代」はボラティリティの高い株を多めに
30歳代の人におすすめのポートフォリオは、以下のとおりです。
30歳代は、老後資産をつくるまでに約30年〜40年程度時間があります。
そのため、全世界の経済成長を取り込みやすくなります。
特に急激に発展する新興国の成長を取り込みやすく、比較的リスクを取って投資ができるのが特徴です。
日本を含めた先進国株式に連動する商品を中心に据え、新興国株式連動の商品にも併せて投資すると、世界経済全体の成長を取り込めるでしょう。