2. 新NISAの投資対象商品

新NISAの投資対象となっている商品は、以下のとおりです。

新NISAの投資対象商品

新NISAの投資対象商品

出所:金融庁「NISAを知る」をもとに筆者作成

  • つみたて投資枠:長期の積立・分散投資に適した一定の投資信託
  • 成長投資枠:上場株式(国内・海外)、投資信託(※)、ETF(上場投資信託)、REIT(不動産投資信託)

※①整理・監理銘柄 ②信託期間20年未満、毎月分配型の投資信託およびデリバティブ取引を用いた一定の投資信託等を除外

新NISAは、つみたて投資枠と成長投資枠とで投資対象商品が異なります。

つみたて投資枠では、国が厳選した投資信託が投資対象です。

長期の積立投資や分散投資に適した商品がラインナップされており、初めての人でも利用しやすい枠となっています。

一方、成長投資枠では投資信託のほかに国内外の上場株式やETF(上場投資信託)、REIT(不動産投資信託)といった商品を購入できます。

複数の商品が購入できるため、投資の幅を広げられ、自分なりの商品の組み合わせ方を楽しめます。

3. つみたて投資枠の対象商品

つみたて投資枠の対象商品は、国が厳選した投資信託です。

主に「インデックスファンド」と呼ばれるものが選ばれています。

インデックスファンドとは、特定の株価指数に連動した値動きを目指す金融商品のことです。

代表的な指数として、日本の日経平均株価やTOPIX、アメリカのS&P500などが挙げられます。

つみたて投資枠のインデックスファンドは、販売手数料がかからない「ノーロード」といわれるものや投資の管理運用費としてかかる信託報酬が一定水準以下のもの、信託契約期間が無期限または20年以上のものなど、国の指定した条件をクリアしたものだけがラインアップされています。

初めて投資をする人は、つみたて投資枠の活用からしてみるとよいでしょう。