4. 【解説】FPが提案する資産運用のポイント

前章で投資信託の運用のポイントを確認しましたが、投資対象は投資信託だけではありません。運用を続ける中で、運用全体のポイントも意識する必要があります。

投資信託の中で投資対象の地域を分散したり、時間を分散することは大切ですが、あくまで投資をしているのは投資信託です。

そのため、投資するそのものも分散して資産も分散することが必要です。例えば、債券運用などの投資信託とはリスクやリターンが異なるものに投資をするなども大切です。

債券運用は、一般的にローリスク・ローリターンの運用手段と言われています。株式運用や投資信託は、将来大暴落の危険性もあります。

そのため、資産を分散することは大切なリスクヘッジにつながります。新NISAを活用して債券運用はできませんが、新NISAはあくまで制度。将来の資産のためにリスクマネジメントは必要です。

自身の考えに本当にあった手段を改めて考えることは必要です。新NISAが流行っている今だからこそとりあえず始めるで良いのか。自分にあったものを検証してから始める方が良いのか。しっかりと考えることが大切です。

参考資料

山本 大樹