4. 【解説】FPが提案する資産運用のポイント
前章で投資信託の運用のポイントを確認しましたが、投資対象は投資信託だけではありません。運用を続ける中で、運用全体のポイントも意識する必要があります。
投資信託の中で投資対象の地域を分散したり、時間を分散することは大切ですが、あくまで投資をしているのは投資信託です。
そのため、投資するそのものも分散して資産も分散することが必要です。例えば、債券運用などの投資信託とはリスクやリターンが異なるものに投資をするなども大切です。
債券運用は、一般的にローリスク・ローリターンの運用手段と言われています。株式運用や投資信託は、将来大暴落の危険性もあります。
そのため、資産を分散することは大切なリスクヘッジにつながります。新NISAを活用して債券運用はできませんが、新NISAはあくまで制度。将来の資産のためにリスクマネジメントは必要です。
自身の考えに本当にあった手段を改めて考えることは必要です。新NISAが流行っている今だからこそとりあえず始めるで良いのか。自分にあったものを検証してから始める方が良いのか。しっかりと考えることが大切です。
参考資料
- 金融庁「NISAを利用する皆さまへ」
- 金融庁「つみたてNISA対象商品届出一覧(運用会社別)2024年6月7日現在」
- 金融庁「つみたて投資枠対象商品の概要について」
- 金融庁「NISA口座の利用状況に関する調査結果の公表について」
- LIMO(盛長 健一)「【新NISA】投資初心者は高リターンよりも「後悔しない」選択を! インデックス投資信託の選び方3選」※記事内の数字を一部引用しています
山本 大樹